白内障対策になる食品
白内障の対策には、大きく分けて2つの種類があります。1つは白内障の予防で、もう1つは白内障の進行を遅らせることです。いずれにしても、食生活を改善することは大きな対策になります。そこでここでは、白内障対策になる食品について紹介しましょう。
活性酸素の除去が重要
白内障の予防や進行の抑制をするために、鍵を握っているのが活性酸素の除去です。白内障は目の中の水晶体に濁りが生じるのが原因ですが、水晶体が濁ってしまう原因はタンパク質の酸化にあります。水晶体はタンパク質と水分が主な成分のため、タンパク質が酸化してしまうと大きなダメージにつながるのです。
酸化といえば、活性酸素の存在が影響しています。通常の量なら外敵から身を守るために働いてくれる活性酸素ですが、過剰に増えると自分の細胞を攻撃し始めます。そのため、細胞がさびついてきてしまうのです。目の細胞がダメージを受けないうちに、増え過ぎた活性酸素を除去することが白内障対策となります。
活性酸素の除去作用を持つ食品
活性酸素の除去を目指すなら、抗酸化成分を含んだ食品を摂取するのが手っ取り早い方法です。よく知られたところでは、ビタミンCが強力な活性酸素除去作用を持っています。ビタミンEも、身近な活性酸素除去成分です。
他にも、最近注目されているのが、ルテインやアスタキサンチン、アントシアニンなど。特にルテインは目の中にもともと含まれている成分でもあり、白内障をはじめとした目のダメージに役立つと話題になっています。
治療薬はないとされている白内障の特効薬という説すらあるくらいですから、食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。食事ではルテインを十分に摂りにくいという場合は、サプリメントでの摂取もおすすめします。