ストレスの多い人は白内障に注意
白内障は、年をとれば誰でもかかる目の病気というようにも思われています。
しかし、進行すれば緑内障になってしまう恐れもあり、そうでなくても視力が低下してくるのは不便なものです。
近年では、若年性の白内障も増えてきているといいます。原因と考えられていることの一つが、ストレスです。ここでは、ストレスと白内障の関係についてお話しましょう。
現代人に多いストレス
白内障が加齢によって引き起こされる原因としては、目の酸化が考えられています。目の酸化とは、簡単にいえば目を構成する細胞がサビついてきてしまうこと。肌の酸化が肌荒れにつながるように、目の酸化も視力の低下や眼病などの要因となり得ます。サビを放っておけば、機能がスムーズに働かなくなるのは人間の体も同じです。
酸化を起こす原因には、紫外線や喫煙、生活習慣や食生活の乱れなどがあります。ストレスも活性酸素の発生につながり、目の酸化を引き起こす要因です。
現代人には何かとストレスが多く、おおらかな人でもそれなりのストレスを感じているもの。通常よりもストレスを感じやすいという人は、目の酸化から白内障を引き起こさないように注意しておきましょう。
若年性白内障は進行が速い
ストレスによって白内障になったり進行したりするのは、若い人だけとは限りません。とはいえ、若いうちに白内障になってしまうと、一般に進行が速いといわれています。しかも初期に自覚症状に気付きにくいため、気付いたときには水晶体が急激に濁る可能性が高いのです。
ストレスと一口にいっても、精神的なストレスもあれば肉体的な疲労がストレスになることもあります。適度なストレスは良い刺激になるともいいますが、何事も過度になるのはよくないこと。
イライラする、落ち込んだ、ショックを受けた、プレッシャーを感じるなどの平常とは違う感覚が続いたら、なるべく平常心に戻れるように工夫しましょう。