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欧米型の食生活で白内障?

白内障は、食生活にも大きく影響を受けるといいます。なぜなら、食生活では活性酸素を過剰に発生させることがあるからです。ここでは、欧米型の食生活が活性酸素を発生させやすく、白内障を招きやすいことについてお話しましょう。

 

活性酸素とは

 

そもそも活性酸素とは、食べたものの栄養を分解してエネルギーに変換するときに出た燃えカスのこと。酸素を活性させることによって発生する物質で、全てが不要物とは限りません。

 

というのも、活性酸素は非常に強力な殺菌性を持っており、体を外的から守るために必要だからです。ただし、過剰に発生してしまうと、健康に害を与えてしまうことにもなりかねません。

 

そこで、活性酸素を過剰に発生させないように、また過剰に発生した活性酸素を除去するように気を付けるのが健康の秘訣なのです。

 

食事でも、活性酸素が過剰に発生しやすいものがあります。例えば、油の多い食事や加熱した油を使った食事は、活性酸素を発生させやすいといいます。脂質は腸内で分解されるのですが、過剰に摂取した脂質は分解されずに肝臓で解毒されます。解毒が追い付かない場合は肝臓に脂肪がたまってしまいますし、解毒される際にも活性酸素が発生するのです。

 

現代の日本人に多い食生活

 

現代の日本では、魚より肉食が増え、米食よりパンやパスタなどを好む人が増えました。炭水化物も、すぐにエネルギーにならなければ脂肪として蓄えられます。肉類の脂肪も、魚の脂肪より消化が悪く、体脂肪として貯蓄されやすい傾向があります。

 

もともと脂肪分が多い肉類をさらに油で調理したものを常食していれば、肝臓が解毒に追いついても活性酸素がどんどん発生してしまうのは容易に想像できます。

 

脂肪を取り過ぎていないか食生活を見直して改善することが、白内障の予防につながります。